見学会の“ウッドハウス”ここがこだわりD
「なぜ、構造は集成材軸組金物壁工法を採用しているのか?」
・ 木造在来軸組工法はいい工法だが弱い部分がある。
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無垢の材料で十分乾燥していない木を使用すると、割れや曲がり・伸縮がおきるため、建具の建て付けが悪くなったり、
ジョイント部に隙ができたり、狂いを生じます。 (最近では、大型の乾燥釜ができ、構造材も乾燥させて狂いを少なくする手立てもあります。) ただ、材料によりコスト・強度がまちまちです。 従来の木造軸組工法は非常に良く考えられたいい工法だが、接合部はアリ加工やホゾ加工等をし、 組むが、柱や梁の欠損があり、接合部は弱い。 また、垂直方向(壁面)筋交いも片方向づつを線で捕らえて、金物でとめので、力が集中すると弱い。 水平方向(床面)も火打梁という隅を固める短い梁のため、弱い。 |
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私は無垢材の方がすきだが、集成材は、強度と品質が安定しているので、使用しています。 特に強度は、無垢材の1.5倍あり、今回は、国産材信州の唐松を使用しているのでさらに強い。 また、材料が十分乾燥し、伸縮したり、割れたり、曲がったりとあまりなく、狂いが少ない。 そして、骨太の構造材で(柱120×120 ・ 大梁120×330 ・ 小梁120×270)、 一般住宅の1.5〜2倍の量を使用します。 気になる接着剤のホルムアルデヒド放出量は、Fco (微量)で、シックハウス症候群にはほとんど影響ありません。 集成材に付いて詳しくは 斉藤木材のホームページ をご覧下さい。 |
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柱と梁の接合部に特殊なジョイント金物を使用。 厚さ5.5oのプレートを16oのドリフトピンにて固定をするので、接合部は木造在来工法の7〜8倍の強度になる。 |

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防火耐力面材「ダイライト」を使用し、線ではなく、耐力壁という面で垂直剛性をとる。 こうすることにより、木造軸組み工法と2×4工法の両方のいい部分を取り入れました。 ダイライトの特徴は 大建工業(株) のホームページをご覧下さい。 |
| 各階の床(1階・2階・小屋裏)の全面に厚さ28oの構造用合板を貼る事により、水平面の剛性が確保できます。 |
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「ウッドハウス」の構造だと阪神材震災の1.5倍の地震が来ても十分耐えられる強さです。 地震国「日本」だからこそ、耐久性・耐震性を考慮し、快適で安心して暮らせる家を提案したい。 すなわち、それが「真の健康住宅」と考えています。 |